アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロンの感想「弓だっていいじゃない」

エイジ・オブ・ウルトロンはバートンが隠れた主役だと思います。ソコヴィアで戦闘中、「街は浮いててオレの武器は弓だぜ、笑えるだろ」とか卑屈になっていましたが、弓でもいいじゃない、アベンジャーズだもの。

チーム唯一の所帯持ちということで、気付いたらツインズの世話役ポジションのバートン、途中でムカついてピエトロの暗殺を考えながら頑張ってましたね、弓でっ! 周りにいるのは神さまとか超人とか鉄の塊だとか、そんな中で弓で戦闘している自分を冷静に見たら発狂しそうになる状況で、ずっと弓で戦ってましたねっ!

今回は、ツインズのワンダがアベンジャーズ入りして女性キャラが増枠。バートンに子守されながら念力でバッコンバッコン機械人形を倒していきます。そして双子の片割れピエトロは映画の冒頭からバートンにちょっかいかけていたので、ソコヴィアでの戦闘中「今なら…」と弓で狙われてましたねっ!

そんなピエトロはバートン(と子供)を庇ってお亡くなりになります。「早すぎて見えなかった?」って。泣いた。泣き崩れた。退場も早かったね、ピエトロ。ワンダも泣き崩れて念力発動しまくっています。このワンダは他人の頭に入り込むことが出来るので、アベンジャーズに悪夢を見せてダメージを与えます。ここでも唯一操られなかったのがバートンです。

近寄ってきたワンダに弓(電流が通せる?)をデコに貼り付けます。キョンシーのお札ばりに効果を発揮してワンダの動きを封じることに成功。さすがだね、バートンは弓だけじゃないよ! でも前作のアベンジャーズでは冒頭からロキに操られてたけどねっ!

ワンダ役のエリザベス・オルセン(双子のオルセン姉妹の妹)は可愛い顔してるけど声が低いハスキーで肉厚感たっぷり。対するピエトロ役のアーロン・テイラー=ジョンソンは筋肉ムッキムキなのに声にあんまりハリがないのね。ムッキムキなのに声が弱弱しいというギャップ。しかもこの二人は双子の設定なのにイチャイチャし過ぎでは? 同時期に「GODZILLAゴジラ」で夫婦役をしていたからそのままの設定を引きずっているのかも。

引きずるといえば、ワンダに見せられた悪夢に怯えてトニーはウルトロンを作ってしまって、さらにヴィジョンにまで手を出すと、そこにソーも加担します。ヴィジョンに雷鳴を当てるシーンでは、なんとなくフランケンシュタインを彷彿とさせました。映画版でのフランケンシュタインも雷で動くようになったはず。雷って命を吹き込むエネルギーなのでしょうか。

そして、ヴィジョンが箱から出てきたシーンでは、ターミネーターがすっぽんぽんで現代に登場するシーンを思い出して、つい股間を見つめてしまった私はもうダメかもしれません。そういえばソーが温泉に浸かって暴れてましたが、あれ何してたんでしょう。まぁ、セルヴィグ博士が元気そうだったのでなによりです。

今回のスタン・リーは、ソーの送別会でソーが持ってた千年モノのお酒を「よこせ!」と強引に注がせて、飲んで起き上がれなくなってたおじいちゃんでした。この送別会のシーンは楽しかったですね。

トニーとソーが自分の彼女対決してたり、ナターシャが可愛くミニスカートドレスでバナー博士と良いムードだったり、それを見た童貞キャップが上から目線でアドバイスしてたり。キャップが恋愛のアドバイスするということは、ちょっとは経験値が上がったのでしょうか。

でもバナー博士って「インクレディブル・ハルク」で恋人いたよね。あの設定はどこいったの? そしてバナー博士はソーのハンマーを持ち上げようとハルクのモノマネをしていましたが、全く受けてなかったです。ナターシャも苦笑い。バナーがんばれ。

このハンマー持ち上げ大会ね、唯一キャップが微妙に動かせてソーが動揺していました。このハンマー「ムジョルニア」は高潔な心の持ち主でないと持てないそうです。キャップはそういう精神を持ち合わせているということなのね。だからアベンジャーズを仕切っており、言葉遣いが悪いと怒られます。

でもラストのほうではヘリキャリアで登場したフューリーに、「サノバビッチ!」っていって「言葉が悪いぞ」と反論されてましたねっ。ちなみに「サノバビッチ」って映画ではよく聞きますけど、かなり相手を罵るワードみたいです。だから真似しちゃだめ、ゼッタイ! このヘリキャリアでは、「ウィンターソルジャー」に出てたあの気弱そうな管制官も再登場です。久しぶりっ!

そんな言葉遣いに厳しいキャップは、ワンダに見せられた悪夢でペギーからダンスに誘われていました。「もう戦争は終わったから家に帰れるのよ」と。でもキャップには帰るべき家がありません。バートンの家庭をみたとき、神妙な面持ちをしながら家に入ることを拒んでいました。

最終的にはアベンジャーズが自分の帰るべき場所だと確信しています。戦いの中でしか生きることができないキャップが悲しいです。キャップはよく、「みんなで一緒に戦う」といいます。状況的にどうすればいいんだ! となったとき、必ず「together」と。なにかっていうとトゥギャザー、トゥギャザーってルー大柴かっ!

前回のアベンジャーズではトニーに散々からまれていましたが、今回は仲が良くなったのか、けっこう普通にじゃれあっている描写がありました。ま、バートンの家で揉めているシーンもあったけど。なんとなく、トニーとキャップの絡みって問題ばっかり起こす息子(トニー)を叱っている礼儀にうるさい父親(キャップ)、という風にも見えてきました。ラストでトニーが「じいさまが言ってたね、一緒にってさ!」と、キャップを見ながらいつものキャップのセリフをいってたシーンはニヤニヤしちゃう。

さらにラストでソーを見送るときに、キャップとトニーが仲良くムジョルニアについて語っています。「エレベータに乗せたら」「上がるじゃん!」、じゃれてるトニーとキャップにほっこり。トニーを見送った後にナターシャにも「デートは終わったの?」とかいわれてたし。吹き替えでは「もっとゆっくりトニーと見つめ合ってるかと思ったのに」でした。トニーとキャップの仲はアベンジャーズからかなり進展したようです。

エンドロールの途中(今回はエンドロール後はなし)では、サノスが自分の登場にワクワクしていました。サノスといえばジョシュ・ブローリンはデッドプール2でもヴィランになっていたりして忙しそうです。原作では指パッチンで全宇宙の半分を崩壊させるらしいので、もう益々バートンの弓とかわらけてくるのではないでしょうか。

※画像(youtubeより)

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