キングスマンの感想「主役はJBかもしれない」

「キングスマン:ゴールデン・サークル」と一緒にレンタルして観ました。キングスマンはレンタルが始まった頃に見たので2回目の鑑賞です。この映画は何度観ても楽しいね。コリン・ファースはアクションのイメージがなかったけれどすごく頑張ってたし、サミュエル・L・ジャクソンのイカレっぷりも素敵だし、なによりJBね。

この映画の主役はJBだと思う。あの名シーンだけで私の気持ちをごっそり持っていったJB。エグジー(タロン・エガートン)に銃を向けられながらのあの演技力には脱帽ものです。自分に銃を向けているエグジーをじっと見つめ続けるJBのあのうるんだ瞳はたまりませんね。アカデミー賞あげてもいいんじゃないでしょうかっ! ちなみに名前の由来はジャック・バウアーです。24は見たことありません。

この映画はキャストがいちいち素晴らしいのよ。まずコリン・ファースね。私の中では「ブリジット・ジョーンズの日記」でだっさいセーター着てたジェームス・ダーシーのイメージが強いけれど、近年では「裏切りのサーカス」などの社会派ミステリーで果てしない存在感を放っています。キングスマンでは常に優雅で紳士、でも腕前は超一流のスパイ。いつも堅苦しい表情を崩さないハリーです。

このハリーが愉快なヴァレンタインに仕掛けられた罠にさっくり掛かって、教会でやっちゃう皆殺しシーンはとても楽しく鑑賞しました。戦闘能力の高い人間のタガが外れたらああなるのね、怖いね。

そんなハリーを銃であっさり撃ち殺すヴァレンタインも素敵。サミュエルは何しても存在感バッチリ。この二人が映画についての談義をする場面のいろいろ皮肉めいたセリフも面白かったです。既存の映画にはない展開をしていくことを示唆していたのね、きっと。

実際に主役級のキャラが(何もしていない一般人を)大量虐殺するなんてありえないし、あっさり殺されるのも意外な展開でした。いきなり銃ぶっ放してどんどん一般人を虐殺していくハリー。銃の弾が切れたらそこらへんにある道具を使ってボッコボコにしていくハリー。女性でも容赦なくぶっ殺していくハリー。このシーンは何度見ても楽し過ぎてニヤニヤしちゃう。

初々しいエグジーも後半戦は怒涛の活躍ぶりでしたね。そんなに王女の穴が欲しかったのでしょうか。でも王女あんまり美人じゃないけどね。あとロキシーね、彼女もしっかり活躍するシーンがありました。宇宙へ羽ばたいてたよ、怖っ! それぞれの持ち味がしっかり描写されてました。

エグジーも訓練受けたけど、最後の活躍は無理やりなんじゃという雰囲気もしますが、もともと素養があったことをハリーに指摘されてますからOK! オリンピックも有望されてたとかいってたし。実際にチンピラから逃げるとき、高い身体能力を活かして屋根とか壁とか伝ってたからね。

あとマーリンね、マーク・ストロングね。グリーンランタンで宇宙人やってましたが、本作ではスパイをサポートする秘書的なポジションです。なんだかんだで全編通して満遍なく出ていました。新人教育もするし現場にも出向くし、きっちりサポートもするできるおっさんですよ。ハリーが死んじゃったあとはマーリンとエグジーとロキシーだけになっちゃったけど、新人ニ人をうまく誘導してヴァレンタインに立ち向かいます。

それからアーサーのマイケル・ケインは御年80越えです! 出番は少なかったけれど、怪しいオーラを醸し出している役はピッタリでしたね。冒頭であっさり真っ二つにされたランスロットはジャック・ダヴェンポート、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのノリントン提督です。この映画に出てくるおっさんみんな素敵! もちろん女性陣も負けてませんよ。

ヴァレンタインの義足部下にソフィア・ブテラ。「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」でも存在感ある女王を演じてましたが、キングスマンでもイカレた上司と仲良しの殺し屋兼業の秘書を演じてました。あの義足カッコイイね。冒頭でランスロットをあっさり切断しちゃうし。この方はダンサーなんですね。だから高い身体能力を活かしたアクションが様になっているのでしょう。ラストのエグジーとのバトルも迫力ありました。

それからエグジーのママね。旦那に先立たれたことからやさぐれちゃってギャングの親玉と一緒になったママ。この色っぽい母ちゃんにサマンサ・ウォーマック。そして冒頭で死んじゃったランスロットの後釜になったロキシーはソフィ・クックソン。ソフィもタロンと同じようにまだキャリアが浅い俳優さんです。ほぼ無名の俳優をメインに起用したことで新鮮なスパイ映画になったよね。

ただ、最後の上流階級の人間が頭ふっとぶシーンね。あれは悪趣味だと思います。キノコ雲はコメディ要素に使って欲しくないです。でもそれ以外は全体通して大好き。とにかくテンポ良くストーリーが進むのよ。アクションもカッコ良かったし、JBの演技力もかなり高かったし。何度でも観れちゃうほど面白い映画です。それでは次作の「キングスマン:ゴールデン・サークル」を観てきます。

キングスマン:ゴールデン・サークルの感想「エルトンの一人勝ち」
なんかパッとしなかったなという印象。新旧ガラハッドの共闘シーンは素敵だったけれど、今回は敵ポジションが微妙だったんだよね...

※画像(youtubeより)

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