仮面の男の感想「ポルトスとアラミスのじゃれあいを愛でる」

キングダム・オブ・ヘブンを観てから、「仮面の男」でアラミスを演じているジェレミー・アイアンズが無性に拝みたくなり鑑賞。この映画は何度も観ているはずなのですが、ここ10年ぐらいはすっかり忘れてしまっていたので、久しぶりにじっくりおっさんを堪能しました。

レオナルド・ディカプリオがまだ美青年だった頃の作品です。レオさまは良い意味でタイタニックのイメージが払拭できて、今ではすっかり愉快なおっさんになっています。わたしゃ美青年だった頃のレオにはとくに興味はないですが、近年はジャック・ニコルソン化しており、水鉄砲片手にはしゃいでいる姿は可愛くてとても大好きです。

しっかし、何度も観ているはずなのに、すっかり内容を忘れてしまっていた自分に愕然としています。私の記憶力は大丈夫なのでしょうか。まだまだボケたくはありませんので、記憶力向上の名のもと、グダグダと駄文を撒き散らしていきたいと思います、はい。

まず、三銃士といえば、私の年代ではNHKのアニメが思い浮かびます。ノリピーが主題歌を歌っており、あの歌も大好きでした。「心に冒険を♪夢を抱きしめたくて♪」。あの頃のノリピーはもういない……。そのため、いまだにアラミスが女性だというイメージが焼きついているので、この映画も一番初めにみたときは「えー、アラミスおっさんなの……」と衝撃でした。子供の頃のイメージってずっと続くよね。

そして「仮面の男」のアラミスとポルトス(ジェラール・ドパルデュー)のじゃれ合いはおっさん好きには鼻血ものだと思います。冒頭から女連れのポルトスがお祈りしているアラミスに、「祈りより女のおっぱいだ!」と絡みケンカになります。インポ気味のポルトスは常に精神不安定であり、「首を吊って死んでやる」とメンヘラパワーを発揮。

メイド三人相手にちんこが立たなかった自分に絶望して納屋で首を吊ろうとしますが、アラミスが梁に切り込みを入れていたので、首を吊ったときポルトスの体重で納屋が崩壊します。ブーツしか履いていないスッポンポンのポルトスのくたびれた体つきからは、かつては三銃士だともてはやされていたけれど、それはすでに過去の出来事となり、今の自分たちにはなんの力もないことを物語っております。おっさんのくたびれた裸体には歴史がしっかりと刻まれているのですよ! まぁ、それで結局またアラミスとケンカになるんだけど、終始この二人は仲良くじゃれ合っています。可愛いね。

ストーリーは、横暴なルイ14世と仮面の男(ルイの双子の弟)をすり替えようと企みますが、ルイのそばにはかつての仲間ダルタニアンがいたことから計画は頓挫。ルイの母親アンとダルタニアンはかつて愛し合った仲だったのです! つーことで双子の父親はダルタニアンね。この映画には父と息子というテーマが刻まれてるね。

ルイに前線送りにされて息子を亡くしたアトス(ジョン・マルコヴィッチ)に父性を感じるフィリップ、良い王になってほしいと願いながら実の息子ルイを守り続けるダルタニアン。でも最期は息子に刺されて死んじゃうダルタニアンが哀しい。

ちなみにアン王妃役のアンヌ・パリローてニキータなんだね。ニキータ調べたら1990年の映画なんだよ。もう30年近く前! そりゃ私も年食うわっ! ジョン・マルコビッチも演技の幅が広すぎて面白い役者さんです。とくにREDの薬漬けじじぃは見ていて愉快すぎてずっとニヤニヤしちゃう。またこの映画は数年後に観ると思うけど、そのときはもうちょっと覚えておきたいと切に願う今日このごろ。

※画像(youtubeより)

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